重要サーバー・OSS

Amazon Linux 2023 で PHP の RCE 修正版を公開(ALAS2023-2026-3302〜3304)

重要ポイント

  • 何が起きたか: 10月22日朝にお伝えした PHP の RCE 脆弱性2件(CVE-2026-109618・CVE-2026-109619)の修正版が、Amazon Linux 2023 にも届きました
  • 対象: AL2023 の php8.2・php8.3・php8.4・php8.5(php8.1 は修正の予定なし)
  • 深刻度: AWS の重大度は Important(上流の CVSS は 9.2)
  • 対処: sudo dnf update php* で修正版にし、PHP-FPM や Apache を再起動する
  • 公開: 2026年10月22日(ALAS2023-2026-3301〜3304)

バージョンと対処(まずここを確認)

製品(AL2023)ALAS修正版のパッケージ
php8.2ALAS2023-2026-3301ALAS で確認(上流の修正は 8.2.35)
php8.3ALAS2023-2026-3302php8.3-8.3.36-1.amzn2023.0.1
php8.4ALAS2023-2026-3303php8.4-8.4.27-1.amzn2023.0.1
php8.5ALAS2023-2026-3304php8.5-8.5.12-1.amzn2023.0.1
php8.1なし修正の予定なし(No Fix Planned)

対処: sudo dnf check-update --security で確認し、sudo dnf update php* で更新します。そのあと sudo systemctl restart php-fpm(Apache の mod_php なら httpd)で反映します。

確認: rpm -q php8.3 のように使っている系列を調べ、上の表のバージョン以上であることを確かめます。cat /etc/amazon-linux-release でリリースも確認できます。

概要

10月22日にお伝えした PHP の修正が、Amazon Linux 2023 にも届きました。AWS の CVE ページでは、2件とも php8.2〜8.5 が Fixed になっています。php8.1 は「修正の予定なし」なので、使っている場合は新しい系列への移行を検討してください。

影響と対処

影響を受けるもの

AL2023 の php8.2・php8.3・php8.4・php8.5 のパッケージが対象です。2件とも、メモリ処理の不具合から、リモートでコードを実行される可能性があります。

対処方法

上の表の修正版へ更新してください。修正が入るのは PHP のパッケージだけなので、更新後は PHP を動かしているサービスの再起動が必要です。

php8.1 を使っている場合

AWS は php8.1 を「修正の予定なし」としています。php8.3 以降の系列へ移行してください。

対応チェックリスト

  • 使っている PHP の系列を rpm -q で確認する
  • sudo dnf update php* で修正版にする
  • PHP-FPM(または httpd)を再起動する
  • php8.1 を使っているなら、新しい系列への移行を計画する

出典