重要ポイント
- Amazon Linux 2023 の kernel(6.1 系)にも、CVE-2026-98432 の修正版が届きました(ALAS2023-2026-3365、2026年10月30日公開)
- 修正版のパッケージは kernel-6.1.189-236.400.amzn2023。重大度は ALAS では Important
- kernel6.12(ALAS2023-2026-3335)と kernel6.18(ALAS2023-2026-3251)は先に修正済みで、これで AL2023 の 3 系統がそろいました
- AWS の CVE ページでは、kernel・kernel6.12・kernel6.18 のすべてが Fixed です。更新したら再起動が必要です
バージョンと対処(まずここを確認)
| 製品 | 影響を受けるバージョン | 修正版(これ以上にする) |
|---|---|---|
| kernel(6.1 系) | kernel-6.1.189-236.400.amzn2023 より前 | kernel-6.1.189-236.400.amzn2023(ALAS2023-2026-3365) |
| kernel6.12 | 修正前の版 | ALAS2023-2026-3335 で修正済み |
| kernel6.18 | 修正前の版 | ALAS2023-2026-3251 で修正済み |
対処: sudo dnf check-update --security で確認し、sudo dnf update kernel で更新して再起動します。ALAS には --releasever 2023.12.20261102 の記載があります(リリースを固定している環境で使います)。
確認: rpm -q kernel と uname -r(再起動後に 6.1.189-236.400 以降になっていること)、cat /etc/amazon-linux-release。
概要
10月30日にお伝えした Linux カーネルの TCP の use-after-free(CVE-2026-98432)の修正が、Amazon Linux 2023 の kernel(6.1 系)にも届きました。ALAS の説明は「IPv4 の inet_opt と ireq_opt を RCU の猶予期間のあとに解放する」修正です。6.1 系を使っている EC2 は、更新と再起動で対処します。
影響と対処
影響を受けるもの
| 問題 | 対象 | 深刻度 |
|---|---|---|
| CVE-2026-98432(TCP の use-after-free) | AL2023 の kernel・kernel6.12・kernel6.18 | CVSS 9.8(元の記事より)/ ALAS は Important |
対処方法
kernel のパッケージを更新し、再起動して新しいカーネルで動かします。kernel6.12・kernel6.18 を使っている場合は、それぞれ ALAS2023-2026-3335・ALAS2023-2026-3251 の修正版が入っているか確認してください。
確認方法
uname -r で動いているカーネルの版を、rpm -q kernel で入っている版を見比べます。再起動前は、入っている版が新しくても動いているカーネルは古いままです。
対応チェックリスト
uname -rで動いているカーネルの系統(6.1・6.12・6.18)を確認するsudo dnf update kernel(使っている系統のパッケージ)で更新する- 計画的に再起動し、再起動後に版を確認する
出典
- ALAS2023-2026-3365(Amazon Linux Security Center・2026年10月30日)
- CVE-2026-98432(AWS・Amazon Linux の CVE ページ)
- 元の記事(セキュリティ トピックス)


